皮膚/床ずれ
床ずれ(とこずれ)は、患者を長期にわたり同じ体勢で寝たきりにさせておいた場合、その体のベッドとの接触部分で、細い血管が詰まってふさがってしまい、組織的に壊死を起こすもの。
組織が死んで腐っていき、最後にはその場所の皮膚に穴が開き、皮膚かいようとなってしまう。
怖い症状だ。
床ずれの予防
防ぐためには、まめに体の位置変えることが一般的な処置だ。
こまめに体位変換を行う。2.3時間ごとが基本であるが、最近では4時間ごとを推奨する人もいるとのこと。
最近では床ずれの治癒などに特化した床ずれ看護認定看護師が活躍している。
高齢の寝たきりの病人の場合には、在宅看護などをしていると、比較的起きやすいものである。
新生児には、長時間同じ体勢のまま寝かせておいてもこれは生じることはないが、未熟児などには発生することもあるので細心の注意が必要。
床ずれ治療法〜湿潤療法(しつじゅんりょうほう)
読んで字のごとし、水分をほじしたまま皮膚を潤わせる。従来のガーゼと消毒薬での治療を否定し、「消毒をしない」「乾かさない」「水道水でよく洗う」を3原則とした療法。閉鎖療法、潤い療法(うるおい療法)とも呼ばれている。
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