乾癬の治療方法には、「紫外線照射療法(PUVA療法)」 という方法があります。
父は当初、医大の付属病院で乾癬の治療を受けていました。 医大の病院は先生が一定期間で変わってしまいます。 ですから、引継ぎはするのだろうけど、 一人の医師による一貫した治療が出来ないのが現状です。
ある先生の時、父は「紫外線照射療法」を薦められた時があります。 「紫外線照射療法」の機器はとても高価だったらしく、先生はとても自慢げに 効果のほどをお話されたと父は言っていました。
紫外線照射療法は太陽光線にもあり、父はよく川原に行って、日光浴をしていたそうです。 生真面目な父は来る日も来る日も、太陽を浴び続けたあげく皮膚がまっ赤になり先生に
『これはやりすぎですね!』
と注意を受けたほど・・・
この治療の結末は、 機器が高価すぎる割には、患者さんが少なく採算?が取れないとのことで 結局その機器は病院からなくなったそうなんです。
ですので、再び一から治療方針を変えられて塗り薬と飲み薬の 治療に戻ってしまいました。 父が言うには、紫外線照射療法治療をしていた期間もあまり症状の改善はなかったようです。 皆さんの中には、紫外線照射療法を行っている方もおられるかなとも思いますが、 どうなんでしょうね。
今回の「紫外線照射療法」は保険が利きますが、鉱石治療のような東洋の医学は まだ未知の領域のものが多く病気に”効く”という根拠がデータとして 現れず保険の適用がなされないのが現状です。 今回、私の父はもとより、横でみていた私は東洋の医学の力を 信じることになったのですが、(論拠や根拠はわかりませんが・・・)
こうした乾癬がよくなる実例が多く寄せられれば、鉱石治療をはじめ まだ治療方法として確立していない、”やり方”もいずれ保険が利くようになることを 願うばかりです。 50万円弱の初期費用と毎月かかるその他のクリームや核酸などの 薬(漢方?)の費用3〜5万円は、 一般の私達にとって大変な負担です。 それでも、乾癬が治るのであればと・・・
どこかで機会があれば、乾癬で悩んでおられる全国の皆さんのために 効果がある東洋の考え方をもつ治療方法の保険適用を要望していきたいと 思います。
※紫外線照射療法(PUVA療法): PUVA(プーバ)療法は照射前に紫外線を吸収しやすくするオクソラレンという薬を塗布するか服用してもらい、その後に比較的安全な長波長紫外線を照射する方法です。紫外線の働きで、残っている色素細胞が活発になり色素をつくるようになります。